寒波でシンシン冷えこむと

血流が悪くなり、こわばります。内蔵へはこばれる酸素も足りなくなり、あなたのカラダからアンモニアの臭いを発生させる回路に、スイッチがはいります。こうなると一大事。

見ためは完璧なあなたでも、オシッコの臭いが漂う女性として、ざっくり50点は減点です。




ゆず湯はいつ入るの?

その年でいちばん昼が短く、夜が長い冬至の日に、ゆず湯につかるのが昔からの習慣です。冬本番のこの日に、カラダを温め無病息災で冬を乗りきるためです。

柚子のシーズンは、毎年11月から12月です。この時期になると、スーパーでひと玉100円くらいで売られています。冬至をまたずとも、冷えるな~と感じたらゆず湯を楽しむゴーサインです。
柚子をお風呂に浮かべて入浴すると、湯あがりが本当にポカポカします。冷えとりにはもってこいです。うっとりするような香りは、天然の果実ならでは。人工の入浴剤は、太刀打ちできません。




ゆずには美白・潤い、抗酸化成分がたっぷり

デコボコした外見からは想像しにくいのですが、柚子には美人成分がいっぱい詰まっています。

肌をワントーン明るくしてくれるビタミンCは、レモンの4倍もあります。コラーゲンの生成を助けるビタミンAは、お肌をモチモチにする潤い効果があります。ビタミンEは、アンチエイジングに大切な抗酸化成分です。アボカドより多いのです。美人の守護神、ビタミンエースが勢ぞろいですね。
これらの美人成分は、もったいないのでお腹にいれちゃいます。しぼった果汁にハチミツを足して、お湯で割ると柚子湯のできあがりです。あなたのお肌をウルモチにする、素晴らしい美容ドリンクですよ。
あまった果汁は、製氷皿に寝かせて冷凍保存できます。寒い日に鍋を囲むときは、溶かしてつけ出汁にします。こころまで温かくなる鍋と、美容効果バッチリのゆず出汁で、効果はお値段以上です。スーパーで柚子が目についたら、迷わず買い物かごに入れましょう。
ところで、ゆず湯のはじまりは江戸時代の銭湯です。男女混浴のお風呂で仲良くあたたまってました。銭湯で混浴なんてナイナイありませんが、現代ニッポンの事情です。
混浴ゆず湯の温泉が、ありました!とびっきりの天然露天温泉です。珍しいですね。さてどこでしょ。

ゆず湯のやり方

柚子を3つか4つ買ってきたら、はじめに果汁を絞りましょう。半分にカットして、グレープフルーツやレモンと同じ要領で、果汁を集めます。

残りを丸ごとガーゼの袋につめて、お風呂にいれます。ゆずの嬉しい成分は、中身よりも皮にたくさん含まれています。いい匂いに癒やされながら、ポカポカあたたまりましょう。
カラダがあたたまるまでの所要時間は、わずか5分。もう少し長湯して、柚子の美容成分をたっぷり吸収してくださいね。




ゆず湯の効能

ゆず湯の冷えとりパワーの源は、リモネンとヘスペリジンという成分です。

リモネン

ガーゼに詰めた柚子をお風呂にうかべると、うっすらと油が浮かんできます。これがリモネンの精油です。

柚子の皮にたくさん含まれるリモネンは、カラダ全体の血行を促進し、毛細血管も広げます。手足の指先が冷たいひとは、末端まで血液がめぐっていません。リモネンの作用で血行がスムースになると、カラダ全体と指先までポカポカしてきます。

ヘスペリジン

リモネンだけではありません。もうひとつ、ヘスペリジンという強い味方も構えています。柚子の皮やふくろ、白いスジの中にある成分で、こちらも毛細血管のめぐりを良くしてくれます。

湯あがり後のカラダを検証すると、血管をギュっと縮ませる怒りのホルモン、ノルアドレナリンの量も大きく減っていました。たった100円で、癒やされながらポカポカできる素晴らしい入浴剤です。

ゆず湯で体臭予防

ゆず湯につかるとピリピリする理由

ピリピリちくちく感じるのは、アレルギーではありません。リモネンの分子が毛穴に入りこんで、刺激することが理由です。我慢してそのままチクチクを楽しむと、毛穴をふさぐ皮脂が落ちます

血流がよくなると、肝臓にたくさん酸素がとどきます。これでアンモニア臭がうすくなり、毛穴の皮脂がのぞかれると、ツーンとした脂の酸化臭がなくなります。
湯あがりに、お肌の匂いを嗅いでみてください。柚子の爽やかな香りが、ほんのり残っているはずです。カラダの内側と外側から、あなたを美人にしてくれる柚子のシーズンは、年末ごろまでですよ。