年をとれば、行動範囲がせばまり、出歩くことも少なくなります。判断力もおとろえます。テレビから流れてくる音声や近所のひとの話、通販の電話セールスの勧誘トークがそのまま情報源になって、あじゃま・・・という不思議行動につながってしまうようです。
世の中には、臭うおばあちゃんと臭わないおばあちゃんがいます。私のおばあちゃんは臭うほうで、ローズサプリを飲んでいました。
加齢臭の予防のために、電話の通販で購入したサプリを毎朝飲むのが日課です。リスみたいにまん丸な瞳をこちらに向けて、エチケットは大切よと話す本人から、年配の人特有の、わかりやすくて強いニオイがします。
ローズサプリは加齢臭に効くのか
ヤバイくらい効かないです(汗。加齢臭はカラダから出てきた脂が酸化し、皮膚の表面で常在菌に分解されることで発生します。
いっぽうのローズサプリは、薔薇の香りをほんのり醸しだしたいときに口にするもので、皮脂の酸化を防いでくれたりはしません。
加齢臭がヤバいと気づいたお父さん世代なら、有効な石鹸で皮膚に残っているニオイ物質をキレイに洗い落とすはずです。追撃でサプリ対策するなら、ちゃんと脂の酸化を遅らせるものを選ぶのではないでしょうか。
なぜ加齢臭封じにローズサプリを選んでしまうのか
おばあちゃん達の情報収集プロセスも関係しているのでしょう。スマホやPCでガンガン検索して、情報をゲットできるイケイケ婆ちゃんは別ですが、ふつうのおばあちゃんはそうはいきません。
臭ってるって伝えるべき?
わたしは「言わない」という選択をしました。庭いじりとテレビ、たまに通院たまにデイケア通いがおばあちゃんのライフスタイルでした。幸いなことに、日常生活で加齢臭を理由におばあちゃんを傷つけるようなひとは、いないようです。
「薔薇のいい香りがするよ」というと、おばあちゃんは照れてはにかむような笑顔をみせてくれます。80歳をすぎて臭ったところでそれがどうしたと、わたしの信条を変えてしまう魔法の笑顔です。「余計なことを言ったら、お前を処刑するぞ」、わたしは自分自身に宣告しました。
伝える方が良いときも
まだまだ活動的な世代の加齢臭は、周囲がなんとかしてあげるべきではないでしょうか。職場や立ちまわり先で、ひとの輪にはいるときのエチケットの問題だけではありません。
陰口をたたかれたり傷ついたりすることから守ってあげるのも、周囲のつとめかなと思います。お父さんや旦那さまが臭いはじめたらシュッシュ!で解決
衣類用スプレーはたまに見かけますが、肌に直接スプレーできる希少なタイプです。女性でも男性でも使えます。
朝スプレーしておけば、日中のニオイが8割おさえられる実力派です。コスパが良いので、アマゾンや楽天で人気です。
おばあちゃんの加齢臭にはこれ
抗酸化で廃油のニオイ対策
女性ですもの。いくつになっても薔薇の香りはあこがれです。年齢のせいで、せっかくのローズサプリが加齢臭にまけてしまうのは残念です。
お年よりの臭いは、抗酸化パワーが落ちてしまったのが原因です。おはあちゃんには、ポリフェノールやフィトケミカルなどの抗酸化にすぐれたものをたくさん食べてもらいましょう。トマト、緑茶、ビタミンACEで集中攻撃。
少ない量で活性酸素をやっつけてくれる食べ物は、モリンガです。モリンガって、すごいんですよ。うちのおばあちゃん、もう臭ってないんだから。
加齢臭のおばあちゃんがローズサプリを飲むのを許そう
- 更新日:
残念ながら薔薇じゃない