冬だからこそおすすめの香水は、ディメーターの「SNOW」

 冬だからこそ「Snow」
玄関をあけたら一面に広がる雪。
肌を刺すような冷気に一瞬ひるんでも、まっ白な雪の美しさは、どこか心をウキウキさせます。

ゲレンデの背後にそびえる純白の山やま、空からふわりと舞い落ちるわた雪、宝石のような雪の結晶を表現する香りがあったら、素敵だと思いませんか?




ボトルに詰めたピュアな雪の香り

   DEMETER SNOW
    
あるんですよ。ニューヨークの小さな香水メーカー、DEMETERの名を一躍世に広めたのが「SNOW」です。「雪に匂いなんてあるの?」といぶかっていたアメリカの人たちのあいだで、「本当に雪の香りだ!」と大評判になり、冬の香水の定番になりました。
都会に暮らすひとが故郷の銀世界を懐かしんでまとったり、雪をしらない暖かい地方の女性が憧れで楽しんだり、SNOWを手にする想いはさまざまです。サラサラ雪の清らかなオゾンの香りに、雪が落ちた大地のあまい匂いがうっすら混じる、凛とした香調です。
冬になると、グルマン系の香りをつける男女が増えてきます。冬の寒さをまぎらわそうと、バニラなどの甘い香りが幅をきかせます。対して、スノーのコンセプトは真逆です。
冬だからこそ、身を切る風のつめたさや、清浄な純白の雪の美しさをまとおうという発想です。スノーは2000年にアメリカのフレグランス大賞「FiFi賞」を受賞しました。冬の香りを冬らしくまといたいあなたにお薦めの、ユニセックスな香水です。
このSNOWに異変がおこっています。その異変とは・・・なんと夏に購入するひとが増えています。データ元はこのサイトです。原因は、間違いなくこの暑さでしょう。
連日40度ちかい暑さがつづき、みなさんゲンナリされてるんでしょうね。ふだんは勘弁して欲しい冬の寒さや、冷たい雪が恋しくてたまらないのかも。こんなカンタンな猛暑対策もありますよ

冬だからこそキラキラ輝く太陽が恋しい

ごもっともです。ヒートテックを重ね着するほど寒がりなのに、雪の香りなんて風邪ひきそうと背中を丸めるあなたへお奨めはこちらです。

DEMETER SUNSHINE
サンシャインのコンセプトは、お日さまの光です。太陽の光の匂いのイメージ作りに、1年間も議論を戦わせました。
たどり着いた結論が、日光を浴びてカラっと乾いたTシャツの香りです。お日さまのぬくもりが残るコットンの匂い、ディメーターの表現では、ちょっぴり甘くあたたかいバニラフローラルの香りに仕上がりました。
サンシャインをまとえば、風邪をひく心配はありません。

ディメーターってどんな香水メーカーなの?

DEMETERの香水の特徴
ディメーターは、1996にニューヨークで生まれました。「好きな香りを嗅ぐと、ひとは笑顏になります。もっともっと世界に笑顏をふやしたいから、気分をアゲるいろんな香りを作ります」の社是どおり、ディメーターには約300種類の香りのラインナップがあります。子猫のモフモフ毛や寿司、雷の香水まであり、どんな香りなんだろう?と気になって仕方がありませんね。
製造工程の大部分を手作業でおこなう、アットホームな家族経営のディメーターの香水は、すべてシングルノートです。一般的な香水は、時間とともに香りが変化しますが、シングルノートは最初から最後まで変わりません。
「最初は薔薇の匂いだったのに、あれれ?ホワイトムスクに変わってる」と変化するより、同じ香りが続くのが好きなひとに向いています。日本でいうとボディショップの香水が、シングルノートに近いでしょうか。
ディメーターは、残念ながら日本から撤退してしまいました。販売している実店舗はありませんが、アマゾンで購入できます。

日常のふとした瞬間の香りをボトルに閉じこめたディメーターの100種類の選べる香りで、暮らしのなかであなたを笑顏にしてくれる好きな香りを探してみてくださいね。