初めての一人暮らしで臭くなる人に共通の習慣

自由気ままで、クサい 
この春、ひとり暮らしをはじめる人も多いことでしょう。待望のひとり暮らしで実家を離れ、しばらくすると臭いだす人が出てきます。これまで体臭とは無縁だったのに、なぜ急に臭くなってしまうのでしょうか。

原因は大きく2つあります。新入学や就職、転勤でひとり暮らしを始めるひとや、家族や彼氏が新生活をスタートさせる女性は必見です。


いつの間にか野菜不足

家に帰れば食事があるし、お風呂も沸きあがっているし、カゴに放りこんだ洗濯物はキレイになって箪笥の引き出しに並んでいます。お母さんって、なんて素晴らしい存在でしょう!実家をはなれ、自分で家事をこなすようになると素直にそう思えますよね。
そんなお母さんは、もう引越し先にはいません。食事やそうじ洗濯以外にも家事全般、まるごとあなたの仕事です。おまけに、新生活はやることだらけで、時間との鬼ごっこが待っています。疲れて部屋に帰って、それから食事の準備をするなんて、億劫になるのもうなづけます。
かくしてあなたの食生活は、実家時代とはさま変わりしてきます。外食やコンビニ弁当、ファーストフードにカップ麺、女性なら甘いスイーツで、食事をすませるひとが増えてきます。家族の健康に配慮してメニューを考えてくれたお母さんの夕食にくらべ、ひとり暮らしの食生活はタンパク質や炭水化物に偏りがちで、野菜が足りなくなるのが定番です。これが腸内環境を悪化させて体臭を生み、臭わなかった人をクサい人に変えてしまう第一の原因です。

節約生活でお風呂を断捨離 

ひとり暮らしは金銭感覚をシビアにし、無駄をはぶくセンスに磨きをかけます。光熱費なんて無駄がいっぱいなので、電灯をこまめに消したり、トイレタンクに水の詰まったペットボトルを沈めたりして、ライフハックを効かせるひともいます。
こうしたノリで、入浴はシャワーだけですませる人も多くなります。バスタブに湯をはると水道代や電気・ガス代の負担が増えるし、浴槽を洗うのだって面倒です。設備がプロパンガスなら、毎日浴槽に湯をはると、ガス料金は一万円近く請求がきそうです。お風呂を掃除してくれる、お母さんだっていませんしね。
が、シャワーだけで湯ぶねに浸からない習慣は、体臭を発生させるリスクと背中合わせです。なぜなら、シャワーだけでは身体があたたまらず毛穴が開きません。毛穴が閉じたままの皮膚を石鹸であらっても、詰まりがとれないので、残った皮脂や汗の有機成分が、時間をおいて臭いはじめるのです。
また、お湯に浸かると発汗がうながされ血行がよくなります。一日の疲れでたまった乳酸も、とりのぞいてくれます。シャワーだけだと体内に乳酸が残って、ツーンとしたアンモニア臭を放つリスクもあるのです。
ひとり暮らしで臭いはじめたら
まず食生活を見直しましょう。動物性脂肪やタンパク質、油っこいもの、カップ麺やジャンクフードを減らして、野菜を食べるようにしてくださいね。朝食にリンゴやグレープフルーツを食べるだけでも違います。てっとり早く頼れる青汁という手もあります。
カラダが臭うようになったら、やっぱりお風呂に浸かりましょう。お風呂に入って汗をかいたら、ジュースではなく緑茶で渇きを潤すようにすると、さらに体臭を遠ざけます。