美の頂点に立つ87歳のスーパーモデル 

「死ぬまでランウェイを歩き続けるわ」と優雅に語るカルメンさんは、1931年生まれ。カルメンさんの神かがり的な美しさは、若見えを善とする現代の風潮を一瞬でうち砕く破壊力です。

純白にかがやく白髪や年齢がきざんだ皺は、マイナスポイントではなく魅力のシンボルのように見えます。

カルメンさんの見ためは、相応の80代。神々しさと気高さがキラキラ輝く圧倒的な美しさは、羨望の的です。どんな香りをまとう女性なのでしょう?美しさをキープする、とっておきの美容法も探ります。




愛用の香水はロベールピケのBandit

品格のある大人女性に似合うBandit

「Bandit 」は、日本であまり見かけない香水です。伊勢丹に置いてあったかも。バンディは、ビターオレンジの精油からとるネロリにガルバナムなどのフローラルが加わる香りがトップにきます。

時間とともにシプレ系の深みのある芳香が強くなっていきます。上品で落ち着いた華やぎのあるカルメンさんには、良く似合いそうです。シプレは男性にも人気の香りなので、ユニセックスでも使えそうです。(Bandit for menもあります)

カルメンさんの気になる美容法

エステもフィットネスもしないわ

背筋がピンと伸びた178センチ長身のカルメンさんは、そう言いきります。スーパーモデルの必須条件はスリムなボディ。
食生活はさぞかし禁欲的と思いきや、

「好きなときに好きなものを沢山食べる」のが健康法であり美容法だと、インタビューで答えています。なかでも大好物はポテトフライ。87歳でも胃もたれしないところが素敵です。
ただし、飲み物には気を使われています。ミネラルウォーターにレモンの輪切りを漬けこんで、自宅でも仕事先でもフレッシュなビタミン補給はかかしません。最近は、美容と健康のためにモリンガを摂取されているのだとか。

60年間つかい続けるナイトクリーム

Bag Balm
愛用のナイトクリームを紹介するとき、カルメンさんは少女のように可愛い笑顔を見せてくれます。少し変わったクリームです。
アメリカ生まれのバッグバーム の本来の用途は、馬のタテガミを整えたり家畜の怪我を治すときに使います。そんなクリームですが、カルメン効果でスキンケアに用いる女性が激増したのだとか。
カルメンさんは、お風呂あがりに化粧水をつけたあと、バッグバームを顔にたっぷり塗りこみます。保湿にすぐれたクリームなので、「いち夜明けるとお肌がつるっつる」と笑顔で語ります。
かかとのカサカサや荒れやすい手、しもやけ予防にも使えます。消毒液っぽい匂いのクリームですが、使えばあなたも60年後はカルメン風の麗人です。

人生で2度も全財産を失う体験

2度目にスッカラカンになったとき、カルメンさんは77歳でした。米国の金融史に残る「マドフ巨額投資詐欺事件」では、総額5兆円規模の資金が失われ、日本でも野村證券をはじめ銀行や生命保険会社が被害にあいました。カルメンさんの老後の貯蓄も失われてしまったのです。

カルメンさんは、ふたたびランウェイを歩くことになりました。80歳に手がとどく年齢になっても、衰えるどころか益々美しさに磨きがかかったカルメンさんは、どこへ行っても賞賛と喝采で迎えられます。
若さを奪われ、ボトックス注射や美容整形にすくいを求めて崩壊していくセレブ女性を横目に、ナチュラルな美しさで羨望の的となるカルメンさんは、お手本中のお手本です。100歳になっても磨きぬかれた美の頂点に君臨し、さっそうとランウェイを歩く姿をみせてほしいものです。