知っておきたい、シャンプーを選ぶときの基本中の基本原則

シャンプー選びのコツ
シャンプーを変えるだけで、頭皮の臭いやカユミが劇的に改善することがあります。シャンプー選びの大原則がわかっていれば、ヘアケア製品売場で途方にくれたり合わない製品を買ったりして、シャンプー巡礼を繰りかえすこともなくなります。林立するシャンプーの売場を、まずはスパっと3つに分けてみましょう。

シャンプーの種類は3タイプ 

いちばん大きく分類すると、シャンプーは、高級アルコール系シャンプー アミノ酸シャンプー 石鹸シャンプーの3種類に別れます。ここからさらに、シリコン・ノンシリコン、アルカリ性か弱酸性かで8種類に分類されます。シャンプー選びの最初の仕事は、アルコールか石鹸かアミノ酸系の中から、自分に適したものを選択することです。

高級アルコール系シャンプーが向いている人 

肌が強く頭皮や髪がベトつきがちで、汚れをしっかり落としたい、洗髪後のスッキリ感を重視するタイプの人に向いています。整髪剤を使う人にもオススメです。日本で売られているシャンプーの9割がこのアルコールタイプです。LAXやパンテーン、TSUBAKIなどの有名な製品はここに分類されます。強い洗浄力とサッパリした洗いあがりが持ち味です。価格も安いので家計に優しいところも助かります。

アルコールシャンプーを避けたほうがよいのは、乾燥肌や敏感肌タイプの人やアトピーの人です。成分が強すぎて炎症やカユミの原因になるので、オススメできません。また薄毛に悩む人や育毛中の人にも不向きといわれています。
■アルコール系シャンプーは成分表の一番上のあたりにラウリル硫酸、ラウレス硫酸と表記があります 

石鹸系シャンプーが向いている人 

アルカリ性なので皮脂をしっかり落としたい人に向いています。洗浄力は強くても肌には優しい刺激の少ないシャンプーです。無添加や天然由来で環境に優しく、エコ派の人に向いています。石鹸シャンプーにはコーティング剤などが入っていないので、髪の根元がペシャンとならずに立ちあがり、使っているとコシが出てくるともいわれています。

慣れるまでは大変なところがあるシャンプーです。乾燥肌の人には向きません。泡立ちがすくなくシャンプー時には髪がからまってギシギシします。髪の毛のキューティクルが開くためです。パーマやヘアカラーで荒れた髪なら、もっと大変です。シャンプーした後にクエン酸やコンディショナーで整えればある程度解決しますが、髪質改善までに慣れる期間がいります。
■成分表には石ケン素地、カリ石ケン素地と表記 

アミノ酸系シャンプーを選ぶべき人 

肌質が脂漏性の人や、乾燥肌・敏感肌の人、炎症をおこしやすい人が向いています。また髪にアミノ酸を補充することから、ダメージヘアの人や薄毛が気になる人、育毛に頑張る人にも向いています。頭皮の皮脂をとりすぎない弱酸性なので、脂性の人やベタつきが気になる人はも物たりないかもしれません。アミノ酸系シャンプーとアミノ酸配合は似て非なるシャンプーです。値段が高めのシャンプーが多いので、間違えないように選んでください。
■成分表にはコカミド、ココイル、メチルアラニンと表記