朝シャンしたのに午後には臭う 

頭を抱えるのは男性ばかりではありません。
シャンプーの数時間後には臭いがもどると、嘆く女性たちが増えています。ニオイの原因は髪か頭皮、そうでなければ病気が原因です。ニオイを左右する鍵になる、皮脂の分泌をコントロールするためには、あなた史上最大の総力戦が必要です。これは置いといて、今回は2つだけ、今できる対処をやってみましょう。


臭いの大もとは皮脂にあり 

テカるおでこや鼻の頭を、あぶらとり紙で拭いたことのない女性はいないはずです。その紙で頭皮をふくと、もっと凄いことになっています。皮脂腺が密集する頭皮は、Tゾーンの2倍もテカる場所なのです。汗と皮脂とはがれた皮膚の角質が混ざりあったご馳走に、雑菌が群がって分解します。この時にぷ~んと発生するのがあなたを苦しめている悪臭です。

最悪なことに、皮脂は毛穴のくぼみで固まって、こびりついてしまうことがあります。丁寧にシャンプーしても離れてくれないしつこさは、なかなか別れてくれない彼氏よりもたちが悪そう。出口の渋滞なんか知るもんかと、身体はどんどん皮脂を送り出してきます。が、出口をふさがれ行き場のない皮脂は、閉じた扉を前に立ち往生しています。天ぷらを揚げる油と同じで、そのうち酸化してツーンとした嫌な臭いが大発散されてしまうのです。

悪臭追放のために、今こそ扉をひらけ 

こびりついて固まってるほうの皮脂を除去すれば、立ち往生しているほうの皮脂は助かります。頭皮の臭いに悩む人がまず着手するのが、シャンプー探しです。へばりついた皮脂は、普通のシャンプーではなかなか取れないからです。シャンプーは化粧品と同じで、自分に合うのかどうかは、実際に試してみなければ分かりません。とりあえず、頭皮のニオイに悩む人が手をのばすシャンプーがこれらです。

  • オクト シャンプー 320ml
    オクトの良いところは、その価格です。400円くらいなので財布に非常に優しいです。フケやかゆみに困っている人にも選ばれています。難点は洗いあがりの髪がギシギシするところ。コンディショナーやトリートメントで補いましょう。 
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  • オクト セラピエ 薬用スキンケアシャンプー
    オクトの上位製品で、ギシギシ感が解消されたフルーティな香りの薬用シャンプーです。そのぶん価格が高めに設定されています。
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  • コラージュフルフル ネクストシャンプー
    医薬部外品ですが、皮膚科に試供品が置いてあったりします。頭皮のカビ菌が悪さしている人に向いています。これだけだとやっぱり髪がキシキシするので、セットのリンスもあります。
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  • 薬用 スカルプ Deep クリア シャンプー
    炭の粒子で、頭皮のつまりや古い角質を吸着する用途の、男女共用のシャンプーです。家族みんなで使えますが、脱脂力が強く頭がサッパリするぶん、洗いあがりがパサつきます。
 

頭皮ケア用のシャンプーは脱脂力が大切なので、洗ったあとの髪の毛がキシキシ・パサパサするものが多いです。トリートメントやコンディショナーで補えますが、頭皮はさけて髪にだけつけるのが得策です。

ヘッドスパは気持ちいいけど
五千円かかるし度たびは無理な人が活用しているのが、パナの頭皮エステ 皮脂洗浄タイプです。お風呂に持ちこんで髪を濡らしたあとに、4分間ウィーンウィーンと頭をほぐします。気持ちいい・・・極楽。女性が持っても重たくないし、手軽にスカルプケアができて、お風呂タイムが楽しくなりそう。


髪の毛は臭いのコレクター 

「女性の髪の表面積を平らに伸ばすと、体表面の広さと同じ」体臭の最前線で戦う五味孝明先生のお言葉です。とくにヘアカラーやパーマで髪がいたみ、キューティクルが荒れて開いていると、その部分にニオイの分子がくっついてしまいます。

髪の毛は、排気ガスやタバコのニオイ、食べもののニオイなどありとあらゆる臭いを収集します。律儀なことに、自分が放つ頭皮の悪臭もくっつけるので、いい加減にしなさいとお仕置きしてあげたいくらい。髪が濡れていると、ニオイの収集が加速します。雑菌も増えるので、シャンプーのあとはドライヤーでしっかり乾かしましょう。

風呂あがり、ドライヤーの風は熱いので、時おり冷風に切りかえてウチワ代わりに使ったりしますよね。(しない?)あの冷風は電動のウチワではないことを知ったのは、つい最近。最後の仕あげに髪に冷たい風をあてて、開いたキューティクルを閉じるために使うのだそうです。なんということでしょう・・・それだけでも臭いの予防につながるじゃないですか。

体臭専門医の五味先生は、「頭臭はなおしにくいニオイの筆頭」と語ります。食生活やストレス、ホルモン分泌など、いろんな要素が複雑にからみあうからです。全部をいっぺんに解決することはできません。まずは、できることから始めること。ドライヤーのしめくくりには、ぜひ冷風を活用ください。