「お茶で体臭予防」はペットボトルの緑茶でも可能？

　はい可能です
コンビニに並ぶボトルのお茶にも、カテキンが含まれています。のどを潤わせデオドラントも狙うなら、緑茶を選んで正解です。

緑茶は、皮脂の酸化によって生まれるミドル脂臭や加齢臭をちょっぴり予防してくれます。また緑茶の茶カテキンは、口臭にも有効です。口の中のバクテリアを殺菌し、ミントのガムと同じくらいニオイに働きかけてくれるんですよ。

カテキンの含有量で選ぶならどのお茶？

茶カテキンの抗酸化パワーは、ビタミンＣのおよそ８０倍。活性酸素を無力にして、皮脂の酸化を遅らせれば、ミドル脂臭や加齢臭の予防につながります。殺菌力もあるので、口臭のもとになる菌をやっつけてニオイを軽くしてくれます。

ペットボトルのお茶にふくまれる茶カテキンの量は、急須のお茶の１／５程度。緑茶の葉にお湯をそそいで、普通サイズの湯呑みで一杯飲みほすと、約１００ｍｇのカテキンが摂取できます。推奨されている一日あたりのカテキン摂取量の上限は１０００ｍｇこと１グラムです。量にして湯呑み約１０杯ぶんですね。

コンビニや自動販売機で買える、ペットボトルのお茶に含まれるカテキン量を見てみましょう。わかりやすくするために、湯呑み一杯分の分量に相当する、１００ｍｌあたりのカテキン含有量を記載しています。

ヘルシアが一番多いね～値段も一番だよ

おなじみのボトル茶のなかでは、特保の花王ヘルシアが飛び抜けています。急須のお茶にまさるカテキン含有量の王者らしく、色も茶色がかっており、味の渋味もきわだっています。

濃いって書いてるお茶も多めだね～

カテキン含有量をアピールして、各社がシェア争いにあけくれる様相はカテキン戦争と呼ばれました。体脂肪を減らせるというキャッチコピーを前面にうちだして、消費者の気をひこうとヒートアップするなか、高濃度茶カテキンに対する不安の声もあがりました。

２００７年、カナダで高濃度茶カテキンのサプリを常用者が、肝機能障害を発症しました。この事例を重くみたカナダでは、高濃度茶カテキンを含む製品の販売が禁止されました。その数年前にもフランスやスペインで同じような事例が報告されています。

こうした不安の声にたいし、ヘルシアの製造メーカー花王は、茶カテキンの安全性についての臨床研究結果、をもとにした報告を、自社ホームページに掲載しています。日頃からペットボトルのお茶のお世話になっているひとは、目を通しておくと安心かもしれません。

カテキン摂取には、煎茶や番茶がいちばんです。茶カテキンは、玉露などの高級茶より財布にやさしい安価なお茶に大量にに含まれています。

ゴールデンウィークの頃に出まわる初物の新茶は、一番茶ともよばれます。一番茶の新芽が摘まれてから、４５日後にとれる新芽が二番茶です。このサイクルは年内に四回続きます。サイクルの最後にくるのが、１０月頃市場にならぶ秋冬四番茶です。狙いどころはこの四番茶。

お茶のうまみ成分をたっぷりふくみ、苦味が少なくフレッシュな一番茶は、いちばん価格が高いお茶でもあります。二番三番と数字が大きくなるにつれ、苦み渋みがくわわり、新鮮な香りも減っていきます。苦みや渋みが増えるのは、茶葉のカテキンが増えることが原因です。

その年に採れたお茶のなかで一番値段がやすいのも、秋冬四番茶です。太陽の光を長期にあびた四番茶は、カテキンの宝庫です。緑茶でデオドラントをしたいときは四番茶を購入して、未開封のまま冷凍庫で保存するという手もありますね。

わかった～　秋にお茶買って冷凍しとけばいいんだね！

ペットボトル茶に飽きたら

煎茶でも極上の味

一保堂茶舗煎茶芳泉114g缶箱皇室御用達のお茶です。ペットボトルのお茶もなかなかですが、お茶ってこんなに美味しかったの？と感動するはずです。贈り物にもよろこばれます。

頑張るあなたや家族のみなさんと、ぜひ緑茶ブレイクしてくださいね。