アスタキサンチンの抗酸化力で体臭は軽くなるよ

秘密は抗酸化パワー

「食卓をかこむと誰かが臭う」犯人の誰かさんの年齢が30代後半以降なら、ミドル脂臭や加齢臭が疑われます。

皮脂の酸化が原因になるニオイをおさえるのが、アスタキサンチンという赤い色の成分です。美味しい料理をの邪魔になる体臭は、鮭・エビ・蟹をたくさん食べてカラダの内側から消臭。




アスタキサンチンって何なの?

天然の赤い色素です。おかずに出てくる鮭やエビ、カニの美味しそうな赤い色が、アスタキサンチンです。美味しさを盛りあげるだけでなく、あなたのカラダの酸化をふせいでくれます。

アスタキサンチンの抗酸化パワーは、ビタミンEの約1000倍です。わかりやすく言うと、朝ごはんに出る大きめの鮭の切り身がアーモンド10キロ分に相当します。これは食べないわけにはいきませんね。
活性酸素に悪さされて皮膚がダラ~ン、シミやシワ、変な臭いが気になりだしたら、鮭・エビ・カニをおかずの常連にするときです。

ヘマトコッカス藻とアスタキサンチン

アスタキサンチンは、ドラッグストアや通販のサプリコーナーにありますが、大もとは自然界です。代表的なのが、ヘマトコッカスという緑色の藻です。

ヘマトコッカスはどこにでもいます。郊外や田舎すみの人が近くの川へ向かえば、淡水の中を元気に泳いでいます。ただしちっこいので、肉眼では見えません。大きさは、0.02ミリくらい。正しい表記法では約20マイクロメーターです。
ヘマトコッカス藻を顕微鏡でのぞくと、まるいカラダから二本の髭が伸びる愛嬌のあるルックスです。葉緑素が透けるグリーンの細胞は爽やか系ながら、単なる藻です。

緑が赤に変化するとスーパーパワーの誕生

ヘマトコッカスは、優しい陽光がさす涼しい水の中が大好きです。食べ物も豊富で快適です。そんな藻たちの暮らしを脅かすのが、強烈な日差しです。水が干上がって高温にさらされたり、栄養不良に陥ったりすると、藻はミドリから赤に変色し、泳ぎをやめてじっと固まります。
生きるために自分でアスタキサンチンを生成し、真っ赤になって酸化から身を守るのです。


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鮭 エビ かにが恩恵を引き継ぐ

スーパーパワーの恩恵は、ヘマトコッカスを食べる生き物に引き継がれます。たとえば鮭は、産卵のために川の流れに逆らって浅瀬をガンガン遡上します。体力を消耗するし紫外線にもやられます。力つきないように、筋肉にためこんだアスタキサンチンが鮭の命を守ります。

サファリパークで群をぬいて美しく華がある集団は、フラミンゴです。ピンクのドレスを着たファッションモデルのように、艶やかです。ピンキッシュな羽を作るのは、もちろんアスタキサンチンです。
茹でたカニや海老の美味しそうな赤い色も、アスタキサンチンです。ヘマトコッカスや沖あみを食べて、自身の体内にアスタキサンチンをたくわえています。

あなたの体内で抗酸化

あなたが食べたカニやエビの赤いアスタキサンチンは、今度はあなたの体内で、カラダの酸化を防ぐために戦ってくれます。アスタキサンチンの抗酸化力を活用すれば、クラス会で見ためが若い3傑に数えられるどころか、実の娘のお姉ちゃんに見られる可能性だってあります。

成人病やガン予防にも役だつし、ヤバイ体臭もおさえられます。スマホやPCのやりすぎで、目がショボショボする眼精疲労もさりげなく癒やします。積極的に食べましょう!