秘密は抗酸化パワー
「食卓をかこむと誰かが臭う」犯人の誰かさんの年齢が30代後半以降なら、ミドル脂臭や加齢臭が疑われます。
アスタキサンチンって何なの?
天然の赤い色素です。おかずに出てくる鮭やエビ、カニの美味しそうな赤い色が、アスタキサンチンです。美味しさを盛りあげるだけでなく、あなたのカラダの酸化をふせいでくれます。
活性酸素に悪さされて皮膚がダラ~ン、シミやシワ、変な臭いが気になりだしたら、鮭・エビ・カニをおかずの常連にするときです。
ヘマトコッカス藻とアスタキサンチン
アスタキサンチンは、ドラッグストアや通販のサプリコーナーにありますが、大もとは自然界です。代表的なのが、ヘマトコッカスという緑色の藻です。
ヘマトコッカス藻を顕微鏡でのぞくと、まるいカラダから二本の髭が伸びる愛嬌のあるルックスです。葉緑素が透けるグリーンの細胞は爽やか系ながら、単なる藻です。
緑が赤に変化するとスーパーパワーの誕生
ヘマトコッカスは、優しい陽光がさす涼しい水の中が大好きです。食べ物も豊富で快適です。そんな藻たちの暮らしを脅かすのが、強烈な日差しです。水が干上がって高温にさらされたり、栄養不良に陥ったりすると、藻はミドリから赤に変色し、泳ぎをやめてじっと固まります。生きるために自分でアスタキサンチンを生成し、真っ赤になって酸化から身を守るのです。
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鮭 エビ かにが恩恵を引き継ぐ
スーパーパワーの恩恵は、ヘマトコッカスを食べる生き物に引き継がれます。たとえば鮭は、産卵のために川の流れに逆らって浅瀬をガンガン遡上します。体力を消耗するし紫外線にもやられます。力つきないように、筋肉にためこんだアスタキサンチンが鮭の命を守ります。
茹でたカニや海老の美味しそうな赤い色も、アスタキサンチンです。ヘマトコッカスや沖あみを食べて、自身の体内にアスタキサンチンをたくわえています。
あなたの体内で抗酸化
あなたが食べたカニやエビの赤いアスタキサンチンは、今度はあなたの体内で、カラダの酸化を防ぐために戦ってくれます。アスタキサンチンの抗酸化力を活用すれば、クラス会で見ためが若い3傑に数えられるどころか、実の娘のお姉ちゃんに見られる可能性だってあります。