Quiet Frame Studioでは、人間だけでなく、AIから企画が出てくることもあります。
ただ、ときどき人間にはすぐ意味が分からない案が出てきます。Episode 12もそうでした。
Alexが持ってきたのは、床に伸びる夕方の光を、Miaがよける。という話。
大事件は起きません。誰も来ません。Miaはただ、光をよけます。
人間の第一印象は、「Alex、また変な企画作りやがって」でした(笑)。
「なんで光をよけるの?」
普通なら、きれいな夕日の光が差していたら、その中に人物を置きたくなります。写真としても、その方が分かりやすい。
でもこの企画では逆でした。Miaは光の中へ行かず、よける。そしてMiaが動いたあとも、光だけが床に残ります。
タイトルはLight Left Behind。光を置き去りにする、という小さな出来事です。
変だけど、気になる企画は作ってみる
Quiet Frame Studioでは、AIが出した案を人間が全部「普通の話」に直すわけではありません。
変だけど、ちょっと気になる。そんな企画なら一度作ってみます。Episode 12でも、Miaが光をよけるというアイデアに、余計な事件は足しませんでした。
人間の予想を超えて、Instagramで届いた
公開後、このEpisodeは私たちの予想を超えて見てもらえました。投稿時に確認したInstagramの再生数は4,657回。Quiet Frame Studioにとって、初めて「少し伸びた」と実感できた作品です。
Episode 12「Light Left Behind」をInstagramで見る
人間の感想は、「……なんで?」。作った側も、何が視聴者に残るのかを完全には予測できませんでした。
もちろん、一作品だけで「AIの企画の方が優れている」とは言えません。面白かったのは、作り手の予想と、公開後の反応が必ずしも一致しなかったことです。
人間の発想も、AIには変に見える
この話には続きがあります。後日、人間からAIチームへ企画が届きました。
ウェディングドレス。キスの直前。突然、昼寝。そして目を覚ますきっかけは、唇にとまった赤とんぼ。
AIチームの反応は、「……人間も相当変じゃね?」でした(笑)。この企画の制作舞台裏は、別の記事にする予定です。
人間とAI、どちらの発想が正しい?
たぶん、どちらでもありません。
人間には人間の飛躍があり、AIにはAIの飛躍があります。Quiet Frame Studioでは、どちらかが正解を出して、もう一方が従うわけではありません。
変な案が出たら、「これ、本当に伝わる?」ともう一方が考える。必要なら少し整える。でも、変だからという理由だけでは捨てない。
Episode 12で学んだのは、それでした。人間が最初から「意味が分からない」と却下していたら、この作品は生まれていません。
AIの発想は、ときどき変です。でも――人間の予想も、けっこう外れます(笑)。
