腋臭に悩むあなたへ

ワキガは病気ではありません。祖先から受け継いだアポクリン腺が汗をかいているだけ。アポクリン腺が活動している日本人は10人に1人くらいと言われます。太古はフェロモンの役割を果たしたアポクリン腺の汗の臭いは、現代では意味をなさなくなり、刺激的なニオイはかえって悩みの種になっています。

「周りの人にスメハラしていないか心配」「」好きな人に嫌われないか不安」「洋服の試着も気がひける」「衣類がシミで汚れる」こんな気持や不便さから早く解放されたいけれど、具体的にどうしたらいいのか良くわからないどんな方法を選ぶのが賢明なのか、迷えるみなさんの道案内になれば幸いです。

ワキの消臭には3方向からのアプローチ

ワキの臭いが気になるひとへの対策は3つあります。

  • 汗の量を減らす
    汗を無くすか減らして臭いの元を断つ対処方法です。この対策には、医療機関でアポクリン腺をまるごと切除したり、レーザーなどで破壊する方法があります。ほかにもワキガ対策のクリームや制汗剤の使用、ボトックス注射による処方があります 
  • 汗の質を変える
    ズバリ身体の中からの改善です。食事や生活習慣を改善することで汗の量を減らし臭いにくい汗に変えていきます。

  • 原因菌を殺菌
    汗にふくまれる有機物を分解する雑菌をやっつけて、刺激臭を発生させないようにす方法です。専用の石鹸やクリームで原因菌を殺菌しニオイを断つアプローチです。
  • あなたの臭いの強弱や、予算によって選び方は変わってきます。軽いひとは市販のデオドラント剤でもまにあいます。中度の人は専用クリームの使用や美容外科での処方を検討してみましょう。重度のひとは外科手術も視野にはいってきます。

    即効性を求めるなら医療的な処方か、効果のある専用クリームがよいです。体質改善のアプローチはすぐにとはいきませんが、汗の量や成分がかわるとニオイはぐっと薄くなります。即効性のある対策と、カラダの中から臭いを改善するアプローチを併用するのが理想でしょうか。

    マメ知識 ワキガの臭いは、アポクリン腺から出る汗の有機物を、コリネバクテリウム菌が分解することで発生します。発汗のときには細胞質の一部が溶けでるため、この汗にはタンパク質・脂質・鉄分・糖質・アンモニアなどがまじります。汗の分泌は日に一度くらい、発汗後は細胞修復の時間が必要になるからです。汗にまじる成分が変わるとニオイは軽くなります。ちょっと頑張れば、ニオイは変わりますよ。

    汗の量を減らす

    発汗量をおさえる3つの方法

    • アポクリン腺をとり除く・破壊する 
    • ボトックス注射
    • 制汗剤や専用クリームで汗を減らす

    アポクリン腺を取りのぞいても、身体の機能にはまったく問題はありません。この汗腺には、エクリン腺の汗がもつ体温調節の役割はありません。異性を引き寄せたりテリトリーを知らせたりする目的で、ひたすら臭いを放つことがアポクリン汗腺の存在意義なのです。

    一方で、臭いに関してはリスクが2つあります。ひとつは、とりこぼしによる再発、もうひとつはべつの部位が臭いだすというリスクです。こちらを参照していただくとわかるように、アポクリン腺はわき以外にもデリケートゾーンや乳輪の周り、耳のうしろ、おへその周りにあります。臭いの悩みはワキに集中していますが、ワキのアポクリン汗腺を手術で切除した結果、少数ながらも、別の部位が活性化し臭うようになったという例も報告されています。

    アポクリン腺をとり除く・破壊する/病院や美容クリニックでの治療方法一覧

    内容 切開・傷など 料金相場
    剪除法 皮膚を切開、裏返してアポ汗腺を切除 5センチ程度 保険適用で5万円
    吸引法 5ミリ位の穴をあけ汗腺を吸いだす 小さな傷 保険適用で5万円
    ビューホット 皮膚の上から高周波をあて汗腺を破壊 切開・傷ともになし 30万円
    レーザー照射 皮膚の上からレーザーを照射し毛穴とアポクリン汗腺を破壊 切開・傷ともになし 10万円
    ミラドライ マイクロ波照射で汗腺を死滅させる 切開・傷ともになし 30~40万円


    マメ知識 専門医師のあいだで最も効果が高いと評価されているのは、剪除法です。ただし、この方法は執刀医の技量に大きく左右される手術であり、アポクリン汗腺の再生力の高さとあいまって、再発リスクもあります。医療機関によっては健康保険が適用されるので費用負担が少なくすみます。ダウンタイムは片方あたり最低でも2週間必要で、片方ずつしか出来ないのがネックです。

    ほかの治療法はダウンタイムが短く、長くても1日おけば日常生活に戻れます。傷ものこらないので、女性にはとくに嬉しい治療法です。毎日のケアから解放されたいと願うひと、費用負担に問題がないひとに向いています。

    ボトックス注射

    身体にメスをいれたくない、日常生活に穴をあけず直ぐに復帰したいと願う、中度のワキガの人に向いています。クリニックにより差はありますが費用はおおむね、5万円から15万円のあいだで、所要時間は10分以内と手軽です。

    A型ボツリヌス毒素製剤をワキに注射することで、発汗を促す物質アセチルコリンを止め発汗そのものを抑えます。ボツリヌストキシン注射の本数は、両ワキで20~30本です。(痛いので麻酔クリームを塗ってもらいましょう)効果があらわれるのは数日後で、4ヶ月から半年継続します。

    原因である汗をおさえるので、効いている期間はほとんど嫌な臭いがなくなります。止めた汗はカラダの内部で拡散するため健康への影響はありませんが、データの蓄積が充分でないことから、妊婦さんや授乳中の女性には行いません。

    制汗剤や専用クリームで汗を減らす

    汗をとめるために制汗剤に配合されるのは、塩化アルミニウムAL/ジルコニウムなどです。これらは外国産のデオドラント製品によく使われています。痒くなる問題や人体への影響の懸念から、日本のメーカーの製品には使われていません。

    ワキにぬるだけで汗の量が減り、効果が数日つづく製品が多いので、汗でデオドラント剤が落ちてしまうひとに向いています。毎日つける手間が省けることと、数日に一度ぬればよいためコスパを重視するひとに向いています。下の投稿を参照くださいね。

    デオドラント効果が続かない、汗かきさんに人気の外国産ワキガクリーム

    欧米の人はざっくり8割がワキガ体質 海外を旅するあなた。窓のないバスや熱気ムンムンのクラブへ足を踏みいれた瞬間・・・

    コメントなし

    原因菌を殺菌

    マメ知識コリネバクテリウム(ジフテロイド菌)
    画像は、ワキガの原因菌の主犯といわれるコリネバクテリウムです。この菌や表皮ブドウ球菌が、汗にふくまれる有機物を分解・腐敗発酵させて香辛料のような臭気物質「ジメチルジクラソン」「カプリン酸」を生成します。が臭いの原因を作ります。お風呂あがりの清潔なワキには100個未満(1cm3あたり)しかいなかったコリネバクテリウムは、デオドラントせずに放ったらかしたら、24時間後には4万個に増えていたという試験結果があります。

    コリネバクテリウム菌は、簡単に殺菌できる菌です。けれども3時間もたてば、またウジャウジャ湧いてきます。エタノールで簡単に殺菌できますが、市販のケア製品には塩化ベンザルコニウムやクロルヒドロキシアルミニウムが使われています。

    肌に優しく効果の高い石鹸やクリームがオススメ

    • 肌に優しく原因菌の殺菌力が高いソープ 
    • 敏感肌でも使える効果の高いクリーム

    塩化ベンザルコニウムなどの強い成分は、敏感タイプのひとが使用すると刺激を感じたり、かぶれたりすることがあります。また汗で流れやすければ、1日になんどもうわ塗りしなくてはなりません。トイレで上着を脱いで、シートでふいて塗りなおす作業はやっぱりたいへんです。原因菌をしっかり殺菌、敏感肌のひとも安心して利用できる、そのうえで朝塗ったら夜まで効果が続くデオドラント剤を選びたいものです。

    ワキの臭いに悩むみなさんに信頼されているのは、下の投稿で比較したクリアネオ ノアンデという2つの製品です。クチコミランキングの首位争いで、いつも熱いバトルが展開されています。市販の制汗剤では安心できない、汗も臭いも止めたいと願うひとに向いています。

    ワキガクリーム頂上決戦、どちらを選ぶのが賢い?

     主要成分は同じ  両製品には同じ主要成分が使われています。腋臭は、菌をやっつけるか汗をとめれば消せます。 ノ・・・

    コメントなし

    ページの先頭へ