自分の臭いに気づかない 

同じニオイを嗅ぎつづけると、不思議な現象がおこります。いつの間にかニオイがしなくなってしまうのです。「嗅覚疲労」と呼ばれる現象です。においの良し悪しをとわず起こるこの現象は、鼻や脳の防衛反応だといわれます。自分のワキガ臭になかなか気づかないのは、この嗅覚疲労が関係しているようです。

臭いはじめてから数年後に自覚 

自分では気がつきにくい腋臭ですが、ワキガだと気づいたキッカケはさまざまです。

  • 友人や家族が教えてくれた 
  • 姉が洋服をかしてくれなくなった 
  • 洗濯物を嗅いでみたら、苦くて酸っぱい特有のニオイがした
  • 周りの人の態度。息をとめられたり、食事の時によく隣があいたりした

自覚した瞬間は、ショックで言葉を失った女性も多いことでしょう。けれども、ワキガなんてただの個性。周りの人を気づかってケアにはげむ姿は、ある意味とても美しいのです。

心配な人はセルフチェックしてみる? 

親がワキガ、インナーに黄色いシミがつく、脇毛が濃く太い、耳垢がじゅるい
これらの項目に心あたりのある人は、ワキガの可能性が高い人です。まったく該当しない人は100%心配は無用です。

わきの下が汗で湿っているときに、化粧用の使い捨てパフを体温計のようにはさんでみましょう。制汗剤はつかわず汗も拭ぬぐわず、1時間ほど放置したタイミングがベストです。15分はさんで取り出だしたら、自分でクンクンしてみてください。

ワキガの臭いは特徴的 

汗のニオイとは違います。あなたの鼻が鉛筆の芯 ネギや玉ねぎ クミン 硫黄 牛乳をふいた雑巾をしばらく放置したような臭い を検知したら、ワキガです。

ワキガには個人差があり、アポクリン汗腺の大きさや量、活動状況でニオイの強さが変わってきます。
取りだしたパフに鼻をぐっと接近させると臭う人は、症状が軽い人です。周りもあまり気にしておらず、少しだけ臭う人程度の認識ではないでしょうか。汗ばむ季節や暖房の効いた場所で過ごすさいは、ドラッグストアで売っている銀イオン含有の制汗剤や、ミョウバン水をスプレーしてケアしましょう。

ワキ汗を吸いこんだパフを鼻から30センチ以上離しても、プーンと嫌なニオイがする人は、毎日ケのアが必要なワキガです。周囲の人は、間違いなくあなたの臭いに気づいています。入浴時に、わきの下を念入りに洗いましょう。ウッとくるほどの強い臭いなら、薬用石鹸やミョウバン入りの石鹸にかえてもいいかもしれません。

洗ったあとは、悪臭を発生させるコリネバクテリウム菌の繁殖を防ぎ、アポクリン汗腺の発汗をおさえる対策が必要です。殺菌力が高いイソプロピルメチルフェノールや塩化ベルザルコニウムと、制汗に優れた塩化アルミニウムかパラフェノールスルホン酸亜鉛が配合されたクリームを塗りこんで、しっかりとケアしてくださいね。